(データ)
末木文美士著、2006年2月10日発行、ちくま新書
(概要)
宗教に対する現在の個人・社会の態度について言及し、それが現世の倫理の補強・創生という観点で評価される傾向が強いことを指摘している。また、それが江戸時代における儒学者たちの仏教批判などを経て、明治期以降の仏教(学)者たちによる、現世の枠内に収まる仏教(思想)の模索に端を発していることを述べている。しかし、そのような現世に留 . . . 本文を読む
ずっと前に『日本人はなぜ無宗教なのか』を読んでいたところ、カトリックとプロテスタントがどう違うのかわからない学生について言及し、そのことへの驚きと(多少の)呆れを表明していた。
ただ単に著者の授業を受けている学生としか説明がなかったので、その人がいかなる立場(専門、学年など)にいたかはよくわからないけれども、「カトリックとプロテスタントの違いがわからない」という人はむしろ一般的だと思う(ミッショ . . . 本文を読む