知床クルーズ：知床岬付近

  いずれ風は収まると耐えていたが、迫り来る烈風は容赦なく私の体力を奪っていった。 こ、こんなもの、ここ、こんなもの・・・というF様のセリフが頭を去来する中、ようやく危険区域を切り抜けはしたが、すでに身体は芯から冷え、ついでに排泄欲も私を急き立てるようになっていた。すぐに長袖をパーカーの下に着込むが時すでに遅し。これ以上の悪化は避けられても、回復はしないであろう。貴様は北海道を舐めた . . . 本文を読む

知床クルーズ：烈風殺

  小型船だからもっと揺れて風が強いと予測していたが、実際乗ってみたら楽にクルーズは終わりそうだなあ・・・そんなことを思っていた時期が俺にもありました。そしていかに自分がボーイであったかはこの山岳の狭間に来て思い知らされた。   ガイド的なお兄さんもいつものこととて「ここから風が強くなりますんでスピード遅くしますね～」と言っていたが、その少し後に烈風としか表現しようのない . . . 本文を読む

知床クルーズ：動物編

  知床クルーズの一つの醍醐味は、動物の鑑賞である。今回もアザラシやイルカなどは見られたんだが、なにぶんシャッター切るのが難しくて(自分不器用ですから・・・)、それらは俺の記憶の中に留まるのみだ。一応その他は渡り鳥やヒグマを写したので掲載しておきたい。ただ、ヒグマは写真の真ん中にかなりちーっこい感じにしか写ってないので、ある程度脳内補完していただけると幸いでありをり侍りいまそかり。 . . . 本文を読む

知床クルーズ：滝と海編

  知床半島では雪解け水が地下水となり、最後は滝として海に流れ出ているものが多く見られる。その中で特に目を引いたのは、硫黄の成分が混じっているため滝である。というのも、それが海水と混じってアクアマリンの色となっており、非常に神秘的な印象を受けたためだ。           . . . 本文を読む