因幡はねる「バ美ライン企画」を見て感心したこと:共存共栄の戦略

2021-08-29 11:48:48 | Vtuber関連

 

前回の記事でVtuberが大量に増えていること(+その中の「脱社会的Vtuber」の紹介)を書いたので、ここではそれに絡めて因幡はねるの「バ美ライン」企画について触れておきたい。

 

最初こそ、「ゲストがガッチマンV、舞元啓介、夕刻ロベル、でびでび・でびる、神楽めあの5人とか鉄壁ミュラーも真っ青な盤石の布陣じゃんwこれ相当力入ってるな」くらいしか思わなかったけど(ちなみにこれが必勝のメンツであることは、因幡はねる自身が別の対談でそう言っている)、見ているうちにこれがとんでもない良企画だということに気付いた。

 

まず、単純におもしろい。その要素は色々あるが、

1:キャラクターがモロに出る(可愛らしかったり、エキセントリックだったりw)

2:キャラクターがつかめない(カメレオンw)

3:仲のいい人のラインを見抜けるか(てぇてぇ的なもの含む)

4:Jokerとなっている「バ美肉」を見抜けたら高得点(これをバ美スレイヤーというRPGぽいのにしたのも良き)

5:懲役太郎www

などが挙げられる(見どころを個々に書けばキリがないが、ここではネタバレを避けたい)。

 

つまり、「あーなるほど(それっぽい)」なライバーもいれば、「この人そうなんだ!(意外)」というライバーもいるし、あるいは関係性・カップリング(たらしのでび様とかロベっさんへの先輩の圧とかw)に注目しても楽しめるわけだが、ある意味「たった三つのラインだけで、これだけ色々なライバーに興味を持たせる企画がすごい」というのが自分の思ったことである。

 

因幡はねるは犬山たまきや夢追翔たちとのリスナーから募集した企画を元にした座談会で「参加者に負担になるような企画は避けたい」と言っていたが、なるほどこういうことかと膝を打ったものだ(有言実行ってヤツですな)。そして、実際に負担がそれほど大きくないにもかかわらず、これだけの撮れ高があるのは素晴らしい。なるほどこれは他のライバーから信頼されるわけだし、またその信頼(人脈)を勝ち得ている因幡はねるにしかできない企画とも言える(人脈だけに限れば犬山たまきや天開つかさなども可能だろうが、どちらであっても因幡はねるほど踏み込んだキャラクターいじりをできない[それをやって許されるキャラクター作りやメンタリティは持っていない]と思われる)。

 

その意味で、これだけ優れた、しかし(ほぼ)因幡はねるにしかなしえない企画という意味で、非常に感心した次第である。こういうエンターテイメント性と業界として共存共栄を図れる企画ができるってのは、本当に得難い存在だなあと述べつつ、この稿を終えることとしたい。

 

 

【余談】

自分の中で今回大きく株を上げたのは神楽めあ。長い間個人勢として生き残っているきているので歌以外でも能力値の高いライバーだろうと思っていたが、いやはや個々人の特徴をよく観察しているし(かつコメントとしてもおもしろい)、自分の役割を瞬時に理解しての攻め・守りの切り替えが絶妙だった。

 

その他では、「ヤマでびてぇてぇw」とか、「兎鞠はやはり無理かw(女児でQ.E.D.)」「ライフ先生はエロ漫画脳www」などなど、大変楽しませていただきましたよとw


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