ドラ外伝：ほのぼのにはシリアスが合う

１０月に結婚式で帰省して旧友と飲んだ時、大学時代に流行ってい「北斗ののび太」や「日本ブレイク工業」、「千葉滋賀佐賀」などフラッシュの話で盛り上がった。

 

昔からおバカなネタは大好きだが、フラッシュに通じるものとしては高校時代に友人のpokosukeの家でビーマニのネタ動画を見たのが走りだ(のび犬がかけ算に合わせて歌うやつで、それにヤッターマンやら北斗の拳を合体した作品だった)。また同時期に見たマッドムービーも、「指指立てたら指指立てたら魔法の魔法の呪文～♪」という歌に合わせてケンシロウやらラオウが秘孔を突くというなかなかにアホなものやＧガンダム系の濃いヤツがあって、なかなか笑わせてもらった記憶があるｗ

 

とまあそれはさておき、話題に上がった「北斗ののび太」を久しぶりに見ようと検索をかけたのだが、間違えて(というか記憶違いで)「北斗のドラ」と入れてしまい、昨日の記事でも触れた「ドラ外伝２」が検索に引っかかったのであった。ついでにと試しに見てみたらこれが大ハマりで、特にパパを北斗百烈拳でムダに多く殴りまくる所とか腹をかかえてのたうち回るくらいに笑うことにｗ

 

まあACT１５まであり中だるみしてる感はいなめないが、例えばACT２で出てくる出〇杉に「敵でも味方でもない」グレイフォックスを演じさせ、ACT３では〇藤一を演させているなど、なかなかにあざとい演出がなされている(両者は原作での役割が近似している)。またACT３までに限定しても北斗の拳、(多分)バーチャファイター、ジョジョ、マトリックス、ドラゴンボール、レイズナー、ＫＯＦ、るろうに剣心など多彩(すぎる)なネタが詰め込まれていて飽きさせない。正直わからないものも多々あるため目下調査中(笑)で、たとえばACT2の「この星は刺激に満ちている」後のやり取りは全てレイズナーのものなのか気になるところだ(てゆうか曲が何気によい)。まあとりあえずACT１のＥＤテーマとして使われているのが少女革命ウテナの「バーチャルスター発生学」だと判明したので、この機会にアニメも見てみようかと思っている次第(そういや前述のビーマニでは「光さす庭」が入ってたな・・・)。

 

ところで、「北斗ののび太」や「ドラ外伝」に共通する笑いの特徴に関してだが、これは元来ほのぼのした作品にシリアスなものを組み合わせることで生じるズレのおもしろさであると考えられる。このような形式は、たとえばYou Tubeでは「おじゃる丸」と北斗の拳を合体した「凶徒の拳」、アンパンマンに逆襲のシャアなどを合体した「リアルアンパンマン」などがあり、また同人誌でも「波平の拳」、お嬢の浴室シリーズなど枚挙に暇がない(逆もまた然りで、ドラゴンボールの戦闘シーンを「よつばと」に置き換えた動画なども存在する)。まあ困ったら男塾や北斗の拳、ゴルゴ１３を混ぜておけば、ズレだけでそれなりのパロディが作れるってことだ。割とインスタントにできるものだから、あとは匠たちが腸捻転を引き起こす作品を数多く作ってくれることを願うばかりだな。