最近重いネタしか浮かんでこない。まあ軽いネタを無理に考え出すのも不毛だけど、こうも狂気などに隣接した話題が続くのもどうかという気がするので、読んでそのままになっていた本の雑感を書いておくことにする。
(読み終えたもの)
◎上遠野浩平『ブギーポップ オルフェの方舟』
春海と貞夫の最後の扱いは上手かったと思う。ブギーポップに殺させなかったあたり読者の心情を心得ているというか何というか。あと、反統和機構のグループが霧間凪や飛鳥井などとの関係も含めて今後どのように絡んでくるのか興味深い。
◎谷流『涼宮ハルヒの憤慨』
前半の話はVS生徒会という内容だが、長門の作品分析など今のところ興味もなければやる気もなし。後半の話は一年生が終わるということで「悩み解決」という原点回帰っぽい話。全体としてそれなりにおもしろかったと思う。あと、とりあえず277pの絵でシャミセンが萌えキャラ決定w
◎村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』
主人公の思考が自分のそれと様々な部分で似通っており、多くの場面でセリフを一つ一つメモに取ろうという誘惑にかられてなかなか読みにくかった。「消費というシステム」「本当に欲しいものは手に入らない」などいかにもバブル期に書かれた作品という感じ。また、家族は分かり易いとしても不登校の話題が扱われているのは興味深い。というのも、主人公はそういう少女に対して「学校に通わなくてもいい」という主旨のことを言っているのだが、この学校との距離感は『海辺のカフカ』の主人公にも共通する特徴だからだ。
◎同『ノルウェイの森』
トーマス・マンの『魔の山』、あるいはコエーリョの『ヴェロニカは死ぬことにした』を想起させる作品。村上作品に共通すると言われる「喪失」の感覚を経験していない(あるいは全く異質な形で経験している)ため、重要な部分が心に届かない感がある。まあ理解できる振り(あるいは誤解)の100倍マシだとは思うが。
(現在進行中のもの)
◎ドストエフスキー『罪と罰』
第二巻の始めの方を読んでいる段階。おもしろくなりそうな雰囲気はある。
まあこんなところか。機会があれば個々の作品について改めて書つもりだ。
(読み終えたもの)
◎上遠野浩平『ブギーポップ オルフェの方舟』
春海と貞夫の最後の扱いは上手かったと思う。ブギーポップに殺させなかったあたり読者の心情を心得ているというか何というか。あと、反統和機構のグループが霧間凪や飛鳥井などとの関係も含めて今後どのように絡んでくるのか興味深い。
◎谷流『涼宮ハルヒの憤慨』
前半の話はVS生徒会という内容だが、長門の作品分析など今のところ興味もなければやる気もなし。後半の話は一年生が終わるということで「悩み解決」という原点回帰っぽい話。全体としてそれなりにおもしろかったと思う。あと、とりあえず277pの絵でシャミセンが萌えキャラ決定w
◎村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』
主人公の思考が自分のそれと様々な部分で似通っており、多くの場面でセリフを一つ一つメモに取ろうという誘惑にかられてなかなか読みにくかった。「消費というシステム」「本当に欲しいものは手に入らない」などいかにもバブル期に書かれた作品という感じ。また、家族は分かり易いとしても不登校の話題が扱われているのは興味深い。というのも、主人公はそういう少女に対して「学校に通わなくてもいい」という主旨のことを言っているのだが、この学校との距離感は『海辺のカフカ』の主人公にも共通する特徴だからだ。
◎同『ノルウェイの森』
トーマス・マンの『魔の山』、あるいはコエーリョの『ヴェロニカは死ぬことにした』を想起させる作品。村上作品に共通すると言われる「喪失」の感覚を経験していない(あるいは全く異質な形で経験している)ため、重要な部分が心に届かない感がある。まあ理解できる振り(あるいは誤解)の100倍マシだとは思うが。
(現在進行中のもの)
◎ドストエフスキー『罪と罰』
第二巻の始めの方を読んでいる段階。おもしろくなりそうな雰囲気はある。
まあこんなところか。機会があれば個々の作品について改めて書つもりだ。
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