気になる第20話を観終わりましたよと。途中の頭を抱えるような展開と、ラストの「想定通り!(夜神月並感)」な内容が印象的な回だったが、ここでは後者にフォーカスしつつ、これまでの仮説との照合+今後の予想に絞って書いていきたいと思う(第20話の描写そのものへの評価はまた別の機会に述べるが、差し当たって郷壊し編の世界構造について書いたこちらの記事を参照。というか、マジメに「全部夢オチ」説も考えねばならなく . . . 本文を読む
『財政赤字の神話:MMTと国民のための経済の誕生』に続き、次回はハンナ=アーレントの『全体主義の起源』を読む予定となっている。ここでは、本書を読むにあたっての問題意識を先に書いていきたいと思う。
なお、この覚書の下敷きになっているものは様々あるが、ひとまずは「理性への懐疑的態度」や「嘲笑の淵源:極限状況、日常性、『共感』」を参照されたい。また、以下の話からは「では . . . 本文を読む
ローテンブルク南端のシュピタール門から城壁沿いに反時計回りで北上すると、北端のクリンゲン門に到る。ここには、「羊飼いの教会」としても知られる聖ヴォルフガング教会が併設されている。
うーん、石畳が美しいねえ・・・とか思っていたら、教会から犬の散歩に出てきた女性がいて、犬かぁいい(*´ω`*)となでなでさせてもらうと、「教会の見学をしたいの . . . 本文を読む
すなわち、この世界の偶然性や不条理、複雑性に対して不安となり、体系的に説明できる何かを強く欲した時にすがりたくなるものの一つであり、それは言わば神なき宗教(あるいはその狭さを考慮するなら「教義」と言ってもよい)と表現することもできよう。とするなら、今日における複雑性・多様性の亢進、グローバル化と分断の加速、情報のオーバーフロー、そしてそれらが必然的にもたらす単純明快な答えをひたすら求める「コスパ重 . . . 本文を読む
前回の記事で、カレンダーの年号やトランプの札から「郷壊し編は現実をそのまま反映した話ではない」という結論を出した。とはいえ、梨花の記憶で「昭和63年」・「聖ルチーア学園」・「沙都子らしき人物と本屋で会話している場面」は登場してきており、全てが嘘であると考える必然性もまた、今のところ低いのである(ちなみに、古手梨花が嘘をついている、ないし重大な記憶の欠陥を抱えている可能性もゼロではないが、現状ではそ . . . 本文を読む
「ひぐらし 業」の19話がなかなかにアレな感じの展開で萎えていたムッカーですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。とはいえ、一度見返してみたらあれこれおかしな点が出てきたので、20話が始まる前に疑問点を整理しておこうと思いますよと。
なお、鬼騙し編から猫騙し編の大まかな展開考察、偽りの昭和58年からの脱出方法はすでに記事を書いているのでそちらを参照されたい。
今回 . . . 本文を読む
ローテンブルク南端のシュピタール門と城壁内を見学した後、大よそ城壁に沿って反時計回りに北上する。
魅惑の城壁。あ~、早く登りて~(≧▽≦)ん、誰やねん「何とかは高い所が好き」とか思ったヤツは??奇遇なことにワイもや(゚∀゚)アヒャ
しかしまだ見てない場所が沢山あるんで、先にそっちを片づけて . . . 本文を読む
ローテンブルクの西部から南下してシュピタール門に到着。ここからは城壁の中に上れるが、
そこにはこんな世界が広がっていた。
すでに触れた事だが、ローテンブルクというのは単に「古い町並みが保存された場所」=「ゆるくて穏やかな歴史を歩んできた町」などではない。そこはかつて帝国都市として繁栄し、三十年戦争で略奪の危機を迎え、後には . . . 本文を読む
ひぐらし第19話の感想発表はーじまるーよー・・・とか言いつつ、今回の話はどうも質が低い印象があって萎えるんじゃあ。まあその理由は最後に述べますよと。なお、第18話の感想はこちらで、世界構造の考察は「世界構造と勝利条件について考えてみる」、鬼騙し編から猫騙し編の展開推理は「郷壊し編に先立ちこれまでの展開を推理してみる」で書いている。
〇「カレンダーをめくる」楽しさ
血まみれの手で必死にカレンダー . . . 本文を読む