今の日本が少子高齢化の影響を大きく受け、これからその歪みがどんどん深刻化していくことは論をまたない(少なくとも、そこに向けたソフトランディングの対策は全くと言っていいほどできていない)。
かかる状況の中で、結婚や出産を「国のため」だの「社会のため」だので奨励する言説をしばしば目にするが、私はこういった言説を聞くたび、大変不思議な印象を受ける。
というのも、私はこ . . . 本文を読む
「江戸時代に戻ればいい」といった言説が全くバカげているという話は何度かしてきたが、その理由は
1:移動の制約
2:階級移動の制約
3:情報の制約(国内・国外とも)
4:1~3による共通前提の大きさ
5:農業を主体とする産業構造
といった江戸時代の前提を完全に無視しているからだ。
言い換えれば、現代社会のようにヒト・モノ・情報の流動性 . . . 本文を読む
福江島南西部の井持浦教会のほど近くに大瀬崎断崖は存在した。
こうした景色は伊豆の奥石廊埼などでも見てきたが、
さすがにこの景色には圧倒された。
ファンタジーの世界にしか出てこないような断崖の突端に灯台が鎮座している姿は、あまり . . . 本文を読む
福江島西部にある海岸沿いの道を南下し、南西部の突き出た箇所にある井持浦教会に到着。
ここは日本最古のルルドでも知られた場所である。ところで、ルルドと言えば私が思い出すのは映画「ルルドの泉」だ。
図式的な見方では、絶対他力的発想で現世利益を追及す . . . 本文を読む
【本日までの進捗状況】
・締切物1→最終調整は必要だったものの、締切通り完了
・締切物2→若干締切超過も、とりあえず間に合わせた
・締切物3→提出危ぶまれたが、想定より時間かからず予定通り完了の目論見
・研修準備1→打合せ完了。在宅にて最後の詰め
・研修準備2→打合せ完了。在宅にて資料確認
・研修準備 . . . 本文を読む
これまで諸々取り上げてきた俗論としての日本宗教論を見ていくと、以下のような欠落を指摘することができる(各々の下段にはそれについて言及した代表的な記事を載せた)。
1.歴史(的変化)という観点
→「日本人の『信徒』に関する基準」
→「江戸期のお伊勢参りと神仏習合の実態:神社に跪拝する人々の姿」
2.共同体という観点
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福江島北東部の岬から南下することおよそ30分、福江島西部の海岸沿いの道に高浜海水浴場は存在した。
トンネルを抜けたら突如広がる絶景に、思わず心奪われる。
海へ流入する川の流れが作り出した地形も、周りの景色に引きずられてか優美に見える。
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