A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

上高地

2008年05月18日 11時56分15秒 | 家族行事
5月10日(土)


大正池からの湿地トレッキング。
目指すは「上高地帝国ホテル」出のランチ。
この「上高地帝国ホテル」のインテリアを
我が白馬の「三矢小屋」でアイディア流用させてもらっている。

薪をくべる円形暖炉を部屋の中心に置き 暖炉の上をラッパ形の煙突で覆う。
リングを使ったカーテンレール。
鍵も堀製作所の物を使った。
そんな訳で何か懐かしい思い出がある。



ホテルの前には桜が楚々と咲いている。
ミネザクラ(別名タカネザクラ)と云うらしい。
もう今年の桜はこれが見納めだろう。
今年はミスターマスダにとって「桜は当たり年」。

 

ホテルのランチで飲んだ赤ワインはそれなりに美味しかった。
葡萄は ピノ・ノアールの「KAMIKOCHI」というラベルだが仏蘭西産。
ホテルの土産物売場で販売していたが買って帰りたい程の物ではない。


食後 梓川に沿って河童橋を目指す。
ウエストンの碑の前に出た。
ウエストンは、英国宣教師として明治21年から大正4年までの間に3度来日し、
著書「日本アルプス 登山と探検」により日本アルプスの名を世界に広めた
ウエストンの偉業をたたえているウエストン祭(6月第1土・日曜日)が
毎年山男が集まり行われている。




更に梓川を遡って行くと河童橋が見えてきた。
昭和2年は上高地にとって重要な年であった。
文豪芥川龍之介が3月に彼の代表作の一つである小説『河童』発表、
上高地と河童橋を登場させたのだ。

雨で遠望は利かぬが晴れていれば目前に穂高の勇姿が迫って来る筈だ。



上高地の最終目的地「河童橋」に到着。
雨でも原宿並の賑ぎあい。
結構東洋系外人観光客が多い。



帰路158号線を長野道へ。
158号線は高山に通じる安房トンネルが開通したので交通量が多くなっている。
安全運転で午後7時半帰宅。



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大正池

2008年05月18日 11時54分04秒 | 家族行事
5月10日(土)


雨なので朝食後4度目の入浴をしたりして
チェックアウト10時までゆっくりとした時間を過ごす。
ホテルなのでTVなどでよく観る「美人若女将」のお見送りも無く
ホテルを出発。

雪が溶けて漸く通行可能になった村道300号線を降ること30分
国道158号で沢度(サワンド)まで戻る。
そこでマイカー規制のため上高地行きハイブリッド・バスに乗り換え上高地・大正池まで行く。

大正池 は大正4年(1915)の焼岳大噴火によって、
梓川の流れがせき止められてできた池。
淡いブルーの水、立ち枯れた樹木が幻想的な雰囲気を醸し出す。



池の西側には、今も細く噴煙を上げる活火山、標高2455mの焼岳が迫る筈だが
今日は残念ながら雨で焼岳の上の方は雲がかかりよく見えない。
現在では、下流の発電所に送る水の貯水池としても利用されている。

大正池から梓川に沿って落葉松林・白樺林をぬって
湿地帯を上高地帝国ホテルまで1時間の散歩。
途中で立ち枯れた樹木 どうも落葉松と思われる。



生態系保護の為 遊歩道が完備しており一部板張りになっている立派なものだ。
塵一つ落ちていない。
すれ違えば御互い挨拶を交わすし、ここでの観光客のマナーは満点だ。



途中 田代池にも立ち寄る。
水深の浅そうな池だ。
流れている水はあくまでも透明
触っていないが冷たそうだ。



ここ上高地は標高1500メートル 花はまだ余り咲いていないが
シーズンになれば水芭蕉などが咲き誇るのだろう。



散歩といっても小一時間ぐらい歩いていると体が温まってくる。
どこかから硫黄温泉の匂いが漂って来るようだと思ったが
実は今朝 温泉に入った後わざとシャワーを浴びなかった。
心地よい微かな温泉の匂いは自分から出ていたのだ。
にんまりしながらミスターマスダは白骨温泉の余韻を一人楽しんでいた。




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