A Slow Life of Mister Masuda

定年退職後のスローライフを公開!

友あり 遠方より・・・

2008年05月28日 08時24分01秒 | 食事
5月25日(日)


昔の仕事仲間のジャック・シンバインさんがロス・アンジェルスからやって来た。
30年ぐらい前にアメリカで彼を同業他社よりスカウトした話を
懐かしく思い出している。

仕事の事よりミスターマスダがサンノゼの病院に尿路結石で
緊急入院した時に親身になって看病してもらった事。
ジャック夫妻と我々夫婦で京都に遊んだ事。
下手なゴルフはよくやった。

そのジャックも、もう今は75歳の後期高齢者 200年に肺炎で
最愛の奥様を亡くされてからワイフより魅力的な女性は見つからぬ
と独身の気楽な御身分。
見つからぬとは歳を取って眼も悪くなってしまったのか。

もう引退して大分時間は経っているが昔の事が懐かしいらしい。
今回が最後の日本旅行となると感じているのか
昔馴染みに集まってもらって食事をしたいとの事。
夕方から昔の仲間が日本橋の「ざくろ」に集まって
「しゃぶしゃぶ」と言う事になった。

日本通と自称している外人には「すき焼き・天麩羅」では無く
「しゃぶしゃぶ」が好きな人が多いようだ。
ミスターマスダは あの「霜降りの肉」が苦手だ。
10年前に川奈にゴルフに行った時 川奈ホテルの「田舎屋」で
「霜降り肉」を食べて歳のせいかとても脂っぽく、しつこく感じた。
以来 食べた事が無い。
久し振りの「霜降りは」如何かな。

お互い久し振りの再会で料理は上の空 近況を報告しあう。
ジャックは歳に似合わず若々しい。
一人暮らしの気楽さが成せるわざか。





話が一段落、記念写真を撮る。
話題は昔の思い出話に移ってゆく。
これは歳をとった人たちの集まりの常だ。




料理も最後の段階 しゃぶしゃぶの出汁に中華麺は
食事の締め括りとして「グー」だった。
部屋を見回すと「ざくろ」は何処の店でも棟方志功の版画・浜田庄司の焼き物が
ディスプレーされている。
棟方志功の版画「門世の柵」はミスターマスダの好きな絵だ。
二人とも好きな作家なので酔眼を凝らしてしっかり観察。





帰り際 マッチを3箱ポケットに入れる。
芹沢圭介のデザインだろう。
彼は日本のウイリアム・モリスだとミスターマスダは思っている。
これから夏に向かい我が工房で蚊取り線香を焚くので「必需品」だ。