夏の花の少ない季節はユリの季節です。丘陵公園にはクルマユリ、ヤマユリ、ウバユリとこのコオニユリがあります。咲く順はクルマユリ→コオニユリ・ヤマユリ→ウバユリでヤマユリに比べコオニユリは少し早めでしょうか。この絵は先日の光景で放棄水田跡に出来ているコオニユリの群落です。そろそろ終わりでウバユリにバトンタッチです。
葉が粘ついくことから「虫取り」とされます。確かに小さな虫が付着しているのを見かけますが、積極的に虫を取り利用しているというわけではないようです。食虫植物ではありません。でも食虫植物へ進化するきっかけは持っているかもしれません。昆虫を捕まえる技を身につけているとして、貧栄養の地に住むことになって表皮からタンパク質分解酵素を分泌するようになればそういう場所でも生活できるようになれるわけですから・・・。
それはそうとこのムシトリスミレは在来のものではないのですがご覧のとおり大きな群落を作ってすっかり風景になじんでしまっています。意図的に人々が草刈などで見逃してくれるお陰で増えているようです。綺麗なものは得ですね。
それはそうとこのムシトリスミレは在来のものではないのですがご覧のとおり大きな群落を作ってすっかり風景になじんでしまっています。意図的に人々が草刈などで見逃してくれるお陰で増えているようです。綺麗なものは得ですね。
ナデシコジャパンの大活躍で一気に注目を浴びている「ナデシコ」。でもナデシコといってもこのムシトリナデシコを連想する人はどれくらいいるでしょうか?単なる「ナデシコ」という花はありません(カワラナデシコをナデシコという場合があります)。必ず頭に○○という名前がつくのですが、先日あるテレビでナデシコらしからぬ園芸種のナデシコをまことしやかに「これがそうだ!」とばかり話されていたのに苦笑です。私としてはカワラナデシコかタカネナデシコがもっともナデシコではないかと思うのですが・・・。ムシトリナデシコはそういう意味でナデシコジャパンのイメージではないですね。