森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

キキョウの水滴

2011年08月15日 | 自然観察日記
キキョウの実生苗を育てています。熱い日々が続く中で毎日の水遣りが結構は作用なのですが、葉の付け根に出来たくぼみに溜まる水滴がなんともいえない美しい光を放って安らぎを与えてくれます。まるで宝石のようです。朝、葉先に出来る水滴とは違い少しくすんだ光を持っています。
そういえばこういう景色を過去に心に焼き付けた記憶があります。それはハスの葉に溜まる雨滴であったりサトイモの葉で捕らえた雨滴であったり・・。葉の上を転がる水滴の不思議、そしてその光の美しさ・・。でもいずれもこれよりは大きいもので、このキキョウの先端に乗る水滴はとてもとても小さい・・。しかし、夏の日光を反射し一抹の涼を与えてくれました。

オオウバユリ

2011年08月15日 | 自然観察日記
里山フイールドミュージアムではもうユリの季節も終わりを迎えています。クルマユリから始まってコオニユリ、ヤマユリとつなぎ最後のウバユリも見ごろを過ぎてしまいました。それでも杉林に凛と立ちつくすオオウバユリの姿にひきつけられますね。実際には葉は残っているのに、花の咲く時期に葉がなくなるとされ歯の無い「姥」に結びつけられて「ウバユリ」となったとか。真相はどうなのでしょうか?ある意味可哀想な花なのです。