ストレプトカーパスが今まさに花冠を落とそうとしていました。カーパスは最近セントポーリアよりは目に付く鉢物で、いずれもアフリカ原産のイワタバコの仲間です。
イワタバコということでふと思い出したことがあります。学生時代の頃ですから、もう何十年も前のこと。確か夏休みのサークルの合宿ということで、山梨の南アルプスの一つの入り口である夜叉人峠に通じる街道の途中に芦安温泉という場所がありますが、この近辺の沢筋に入ってキャンプを張ったのです。当時は「闇鍋」というのが結構流行っていて、ゲテモノといわれるものを鍋に入れて夜陰に乗じて食べあったのです。生物学を学ぶ仲間ですから、解剖したあとの残りのニワトリの頭部が入っていたり、へびの胴体がぶつ切りで入っていることもありました。このときもその延長戦で食料はできるだけ現地調達して過ごそうというとになっていました。現地に着いて早速食料探しです。その時に見つけたのが湿った崖に垂れ下がって生育しているイワタバコの群生。それはなかなか見事な群落でしたが、これを食べようと提案した仲間がいたのでした。当時の浅い知識しか持ち合わせていない私にとって、「たばこ」という言葉が「ニコチン」ということを連想してしまい固まってしまったものです。その夜出てきた食材は、サンショウウオの幼生の卵とじ(小さいながら黒いおたまじゃくし状のぶつぶつが黄色の生地に点在する姿は異様なものです)、トンボのから揚げ(そのほか甲虫も)、おひたしが数種・・・。イワタバコはてんぷらで出てきました。
さすがに毒キノコは入っていませんでした。当時の仲間はそれなりに「安全」を判断して冒険をしていたのです。イワタバコもナス科のタバコとは縁がないので有毒成分はありません。それにしても、結構無茶なことをして過ごしたものです。そういう思いでは大切なものですね
。今では、その仲間もちりじりばらばらになってしまい思い出話をする機会がないのが残念です。
イワタバコということでふと思い出したことがあります。学生時代の頃ですから、もう何十年も前のこと。確か夏休みのサークルの合宿ということで、山梨の南アルプスの一つの入り口である夜叉人峠に通じる街道の途中に芦安温泉という場所がありますが、この近辺の沢筋に入ってキャンプを張ったのです。当時は「闇鍋」というのが結構流行っていて、ゲテモノといわれるものを鍋に入れて夜陰に乗じて食べあったのです。生物学を学ぶ仲間ですから、解剖したあとの残りのニワトリの頭部が入っていたり、へびの胴体がぶつ切りで入っていることもありました。このときもその延長戦で食料はできるだけ現地調達して過ごそうというとになっていました。現地に着いて早速食料探しです。その時に見つけたのが湿った崖に垂れ下がって生育しているイワタバコの群生。それはなかなか見事な群落でしたが、これを食べようと提案した仲間がいたのでした。当時の浅い知識しか持ち合わせていない私にとって、「たばこ」という言葉が「ニコチン」ということを連想してしまい固まってしまったものです。その夜出てきた食材は、サンショウウオの幼生の卵とじ(小さいながら黒いおたまじゃくし状のぶつぶつが黄色の生地に点在する姿は異様なものです)、トンボのから揚げ(そのほか甲虫も)、おひたしが数種・・・。イワタバコはてんぷらで出てきました。
さすがに毒キノコは入っていませんでした。当時の仲間はそれなりに「安全」を判断して冒険をしていたのです。イワタバコもナス科のタバコとは縁がないので有毒成分はありません。それにしても、結構無茶なことをして過ごしたものです。そういう思いでは大切なものですね
。今では、その仲間もちりじりばらばらになってしまい思い出話をする機会がないのが残念です。