先日の戻り寒波で再び積雪量が増した里山の雑木林、ここは150cm前後です。場所によって早い遅いはありますが、どう見積もっても4月中頃の雪消えでしょうか。各地の花の名所の話が聞こえてきます。静岡のカワズザクラの満開のニュースがネットに載っていました。およそ1ケ月遅れ。どこも例年以上日遅い花便りです。国営越後丘陵公園里山フィールドミュージアムのカタクリはこの下に眠っていて、圧巻の大群落は4月中下旬に出現することになります。
スノーシューでカタクリ群生地の遊歩道を歩いてみました。斜面に生える潅木が雪に押されて曲がったり(根曲がりの原因)、雪の加減で枝が裂けたりしています。その中で、1本のヤマモミジが枝折れした状態で園路を塞いでいました。折れた先を切り落とし、全体を起こしました。
気がつくと切断した面はみるみる樹液で潤ってきます。雪面を背景にした写真では露出が合わないのでよく分からないかもしれませんが、すごい勢いで樹液が出てくるのです。晩秋に切ってもほとんど変化がないのに、この季節は雪に埋もれながらもすごい反応です。気温は決して高くありませんから、この違いは光の周期(日長の変化)がスイッチの役割をはたしているのでしょう。樹液は根からの水分の吸収でまかなわれます。日長の変化は芽か茎。この間を結ぶ「神経」のようなものは存在していません。ではどうやってこの仕組みができているのでしょうか。興味深い問題です。液はなめてみると甘みを感じます。まさにメイプルシロップです。
気がつくと切断した面はみるみる樹液で潤ってきます。雪面を背景にした写真では露出が合わないのでよく分からないかもしれませんが、すごい勢いで樹液が出てくるのです。晩秋に切ってもほとんど変化がないのに、この季節は雪に埋もれながらもすごい反応です。気温は決して高くありませんから、この違いは光の周期(日長の変化)がスイッチの役割をはたしているのでしょう。樹液は根からの水分の吸収でまかなわれます。日長の変化は芽か茎。この間を結ぶ「神経」のようなものは存在していません。ではどうやってこの仕組みができているのでしょうか。興味深い問題です。液はなめてみると甘みを感じます。まさにメイプルシロップです。
1羽のウサギが目の前を疾走していきました。カメラを準備する暇なく小尾根の反対側に言ってしまいました。真っ白な体毛ですから雪面を走っていてはほとんど分かりません。確かな証拠は新鮮な足跡です。ツメの跡も分かります。それにしても大きなウサギの足跡でした。