森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

クマツヅラ科の小花

2012年03月23日 | 自然観察日記
ちょっとユーモラスな構造はクマツヅラ科の小花のようす。園児が並んでいるようにも見えませんか。わずかに覗く白い部分が雌しべの柱頭、黄色の塊は葯、合わせて顔に見えます。スカート様な花弁とともに小さな女の子といった風情ですね。
この花の構造からどんな昆虫かあるいは動物がポリネーター(花粉媒介者)になっているのか?蜜腺がどうなっているのか分かりませんが、昆虫と花は多くが1:1で進化してきていると考えると葯の大きさ(花粉の量)から花粉を利用するハナバチ系の昆虫というところでしょうか。