森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツノハシバミ 雌花

2013年04月14日 | 自然観察日記
里山にはまだ残雪があります。しかし、3月下旬から4月に入っての雪の消え方はすさまじいものがありました。例年なら揺り戻しの寒波があるのですが、今年は一直線で消えてゆきました。草花も大忙しで季節を渡っていきます。そんな中残雪のせいで遅れ気味なツノハシバミの花を見つけました。これは雌花で、何やら海底でうごめく風変わりな生き物のような触手に見えますがこれは雌しべ。かなり小さいものですから見逃してしまう人がほとんどです。奇妙な形をしてはいますが色彩はなかなか素敵です。

ツノハシバミ 雄花

2013年04月14日 | 自然観察日記
こちらは雄花。いわゆる尾状花序。カバノキ科の種ですからこういう雄花を付けます。まだ開いていなくて花粉は出していません。雌雄の花は同じ株に付き雌花は枝の先端雄花はやや基部の方でぶら下がって咲いていきます。