27日の未明から朝にかけて私のいる長岡近辺は大荒れでした。未明、爆弾が破裂したかと思うくらいの落雷があったのちに屋根をたたきつける激しい物音がしました。まだ暗かったので少し時間をおいて庭に出ると大粒の氷の塊がありました。雹です。ニュースの映像では何度も見てはいるものの実物を手に持つのは記憶がありません。1cmを超すものも含まれていました。冷たい!そして、凄い!
里山フィールドミュージアムのカタクリも大被害です。花は終盤を迎えてはいるものの、大切な葉がズタズタに破られていて、これでは十分な光合成ができないのではないかと思いやられます。死滅することはないと思いますが、十分な栄養がつくられなければ今年の結実は不完全でなおかつ来年の花は咲かない可能性があります。
雹の犠牲になったのはカタクリばかりではありません。芽を出したばかりの木々もひどい有様です。これはアカイタヤの高木の下に散乱していた花と若葉の残骸です。大粒の雹が直撃して柔らかい芽や花が折れて散ってきたものです。まだ芽が吹いていないものは被害はありませんが、タイミングの悪い何種類かの草木がありました。GWが始まった初日に落胆させられることが起こってしまいました。自然のなせることですから受け入れなければならないとはいえ、ここから回復するにはそれなりのエネルギーが必要です。