森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オオタヌキラン 雌花

2013年04月20日 | 自然観察日記
スゲの仲間ですが1m以上にもなる大型のもの。といっても垂れ下がる雰囲気が大きいので背が高いという感じはしません。まだ伸び始めたばかりですから10cmそこそこの状態です。しかし、この段階で花を咲かせ始めるのですね。茎が伸びながら咲いていき伸びきったころは結実期ということになります。滴がしたたり落ちるような崖に群生していることが多いものです。花穂の雰囲気から「たぬき」は納得できます。説明しろといっても出来ないのですが・・・。
これは雌花(雌花序)で柄があり垂れ下がります。白いもやもやとしたものは雌しべの花柱です。