スゲの花も賑わっているのですがあまり注目されません。細長い葉が沢山重なって綿帽子のような花をつけているのはコシノホンモンジスゲ。斜面に垂れ下がるように生育しています。確かにスゲの仲間は判別が難しく手を出したくないグループの一つです。精通しているわけではありませんが多少の目を持つことができました。
スゲの仲間は雌雄同株で花(穂)の構成は先端が雄花、その下に雌花が配置します。この逆の配置をする植物もたくさんあります。風媒花と考えれれますから雄花が先端にあった方が花粉を飛ばすには理にかなっているのでしょうか。スゲは背の高くない小さな草ですからなおさらですね。低木のツノハシバミなどになると風媒花で枝先に尾状の雄花を付けますが、そのさらに先に雌花があるという構造になっています。