森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ヒサカキ

2013年04月23日 | 自然観察日記
越後にはサカキがないためにヒサカキで代用し神棚に備えます。海岸に近い山地にはごく普通に自生していますから時々はそこからいただいて神棚に上げている人も多いことでしょう。この季節、ヒサカキが自生する近くを歩くと特段に独特な臭いがします。個人的には好きでない臭いなのでヒサカキはあま好印象ではありませんね。しかし、花は小さいながらも可愛く整った形をしています。花からツバキ科を連想することはなかなか難しいかもしれませんがれっきとしたツバキの仲間です。

キクザキイチゲ

2013年04月23日 | 自然観察日記
早春の花にキクザキイチゲを忘れてはなりません。まだ枯野原の時に枯葉を押しのけて出てくる花で白い花と青い花があります。私の見ている範囲での話ですが、国営越後丘陵公園を含む越後丘陵はほぼ100%白い花で、海岸に近い場所や信濃川の東側に行くと青い花が目立ちます。もちろん白い花もあるのですが、丘陵公園近辺には青い花がないのとは対照的に青い花が多く白い花と混在しています。さらに、青い色にも濃淡があって、上越に行くほど青さが増してくる気がしています。きちんとした調査をしていなく通りすがりに覚えていることを並べるとそういう結果になるというだけのことで、機会があったらしっかり調べてみたいですね。
ところで、この花弁状のものがなんで「がく」なのか常々不思議におもっているのですが・・・。雄しべや雌しべはたくさんあるのに・・・。