里山にはシダが沢山あります。特に目立つ大型のシダがサカゲイノデ。直径が1mもあります。これが杉林の下に何十株も広がっているとなかなか見ごたえがありますね。シダ植物はどちらかといえば脇役的な存在ですが、時にはそういうものにも目をやって自然の幅を感じるのも良いのではないでしょうか。ロート型のサカゲイノデはそれ自身美しさがあります。
里山のランの代表格はキンランかもしれません。しかし、めっきり少なくなってほとんど見かけなくなりましたが、キンランに対してのギンラン(公園にはササバギンランが自生します)はそれでも見ることができます。多年草ですから毎年発生する位置は同じといいたいのですが、消えてしまい別の場所で見つかったりします。キンランやギンランをもっと増殖させたいとは思いますが簡単ではありません。もっとも合理的なのは環境作りであろうということで、あまり藪状態にしない管理を考えています。