森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ホナガクマヤナギ 実

2013年06月15日 | 自然観察日記
クマヤナギに比べ小型で花や実の付き方が細長く見えるホナガクマヤナギ。久しぶりの確認です。丘陵公園の里山フィールドミュージアムの江里奈にはクマヤナギが沢山あってそれも大型の蔓の個体もありました。過去形なのは蔓処理の整備と称して切られてしまったためです。目印の赤テープを巻いてい置いたのに・・・。それはそうと、クマヤナギは全県的に広く分布しているのにホナガクマヤナギは信濃川のを境に北側に分布しているのに西側のエリア糸魚川の姫川までの間は空白地域で確認されていないという変わった存在なのです。どうしてこういう分布をするのかの一つの考え方にフォッサマグナの存在がある可能性があります(西側の境界は姫川東側の境界は信濃川に沿ったもの)。いろいろな角度から調べなければならない問題ですが、この種の生き様とフォッサマグナが関係しているかもしれないと思うとロマンを掻き立てられますね。