モクレンの仲間で遅い花はホウノキです。5月下旬から6月上旬に花が見られました。高木であるため花を間近で観察することはなかなかできませんが、偶然手ごろな花に出会いました。里山フィr-ルドミュージアムには異常なほど個体密度が多い場所でこのエリアの一つの特徴になっています。ホウノキの多さは里山の手入れの無さの一つの指標になってはいないかなどと考えているのでしょうが、果たしてどうでしょうか。ところでホウノキの花の香りは好みもあるでしょうが比較的いい香りでこの時は他の人には味わえないちょっとした至福の時間を得ることができました。
ホウノキの花のアップです。赤いものが雌しべで、柱頭がくちばし状に湾曲しています。下部の黄色のものは若い葯でまだ花粉は出していないようです。この花はもう香りを出していましたからポリネーター(花粉媒介者)の昆虫はやってくることでしょう。花を見る限り雌性先熟でしょうか。