このツツジ科の種も地味ですね。花が咲いているのかどうか、そもそも存在しているかどうかが見過ごされがちです。やや奥山に行くと個体数が多いのですが浅い里山は数は少ないからなおさらのこと。有毒植物でこの葉などを乾燥粉末にして水に溶かして殺虫剤に利用するのだそうですが、その粉が鼻に入るとくしゃみが止まらないとか。名前の由来とは面白いですね。
山菜として有名なコシアブラの近縁種でタカノツメがあります。コシアブラが5枚の小葉があるのに対してタカノツメは3枚です。これは下田の山で見かけたものですが、コシアブラに比べ幾分深山に自生しています。こちらも大きな樹になりますが山菜としての話はとんと聞きませんね。味に違いがあるのでしょうか?性質はよく似ているように見えるのですが・・・。