森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマウズラ 葉

2013年11月11日 | 自然観察日記
里山の尾根に昔からの里道があります。そこを利用して今年トレイルランのコースを整備し大会を催そうという計画があります。夏場、道上の踏まれそうな貴重な種はボランティアの手を借りて道奥に避難させましたが、再度確認にために歩いた折に安全な位置に生育していたミヤマウズラです。結構たくさん自生していましたから、犠牲にならないようにしっかり保護していくつもりです。何株価は増殖のために持ち帰りまた再び安全な場所に戻します。

ミヤマウズラの葉の文様

2013年11月11日 | 自然観察日記
ミヤマウズラは葉の美しさが大きな特徴です。瑞々しい葉で何とも言えない美しい文様。10月の姿が最も美しい季節かもしれません。ミヤマウズラは今まで利用していた雑木林の山道を利用しなくなると道上にたくさん生えていることが良くあります。ほどほどに荒れたあまり藪にならない日陰が好きな野生ランです。

カラスアゲハの幼虫

2013年11月11日 | 自然観察日記
散策の途中同伴したがカラスアゲハの幼虫を見つけました。10月半ばですからそろそろ蛹化してもいい頃ですが、見つけた幼虫は何とも心もとない姿で痩せこけている感じです。サンショウの小さな木にいたのですが十分な栄養がとれていない様子。これからせっせと食べても立派な個体になれるかどうかあやしいと詳しい人の話でした。今年は比較的暖かいせいで季節の進み具合が遅いことは確かですから、「例年」という考えは捨ててこのカラスアゲハ君の頑張りに期待しましょう。