イシミカワは全国的に分布しているといわれながら不思議と出会ったことがありませんでした。長い間図鑑でのみの付き合いでしたが、ひょんなことからご対面です。里山フィールドミュージアムの山の水辺区といわれるヨシ原の縁に自生していたのを発見。普段は行かない場所でしたから本当に偶然でしたね。なんとなく細々とした暮らしぶりで同じ仲間のミゾソバが大繁茂する野とは対照的です。
イシミカワの特徴は何と言ってもこの青い実でしょうか。とても美しく、この実を見ただけで舞い上がりました。誰も知らない私だけの秘密・・・。こんな瞬間がかけがえもない至福の時間で自然というのは実にすばらしいものだとつくづく思います。タデの仲間でこの色を持っているものは他にはないと思います。花のほうはいまいちのイシミカワ、実らせる実は宝石にも値します。
唯一困った性質が結構痛い棘をまとっていることでしょうか。ウナギツカミやママコノシリヌグイなどと同じでいわゆる逆棘を持っています。それもかなり強烈な・・・。いずれも秋の植物ですから他物に寄りかかりながら生育する性質があり、より確実に周りのものにしがみつくために鋭い棘を持っていると理解されます。葉はほぼ正三角形(~二等辺三角形)で基部のへこみも大きくありません。