森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オオニガナ

2013年11月13日 | 自然観察日記
悠久山のひょうたん池の石垣の隙間からオオニガナが生育していました。オオニガナは絶滅危惧種に指定されるほどの激減している種で、大変貴重なもの。足元の池の中には厄介者のオオカナダモ、池の石垣には貴重なオオニガナ。この対比がとても面白く感じました。1mにもなる大型の草本で山地の湿地にまれに自生する種とされます。

オオニガナ 若い果実

2013年11月13日 | 自然観察日記
花は黄色の舌状花が目立つやや大きな花。すでに、咲いている花は無くてみんな種子をはぐくんでいる状態。まだ熟していませんから採集して播種しても発芽は望めないようですからそのままにしておいて、もうしばらくしたら採集し発芽を試みてみようかと思います。一株だけですから全て「しいな」状態の可能性もあります。貴重な種、発芽し育てることが可能なら里山の片隅で保護することも考えてみようかと思います。(丘陵公園の野生ゾーンのどこかに自生している可能性もあります。まだ踏み込んでいないエリアも存在するのです。)