高山植物の定番中の定番、ハクサンイチゲです。御多分に漏れず月山にもたくさんありました。この種は群生することが多く花の季節は見ごたえがありますね。９合目あたりのお花畑で撮影したものですが、一面にハクサンイチゲが生育していました。誰もが同じ思いでしょうが、ハクサンイチゲを見ると日常から離れて別の世界にいることを実感します。被服のひとときです。
キンポウゲ科の花は花弁を持ちません。６～７枚の花弁様のがくが目立つ美しい花です。雄しべが外側に内側には多数の雌しべが配置するという両性花になっています。
この時は7月の上旬。まだ残雪があったり雪が消えて間もないところもありましたが、すでに花を咲かせ散り実を結んでいるものもありました。ハクサンイチゲも金平糖に似た実を作りますが、先端部の青黒い色彩に初めて気づきました。見慣れているとはいえまだまだ知らないことが多いと気づきます。今回はハクサンイチゲの新しい側面を知りました。