雨の中車を走らせて目につくものにバライチゴの赤い実がありました。普段見かけない木イチゴの仲間で大きさ3cmもあろうかという赤い実はなんだかおいしそう。車を止めて写真を撮るついでに食べてみたもののあまり味がしません。苦みや嫌な味がするわけではありませんが食べる対象にはなりませんね。帰って調べてバライチゴ(別名ミヤマイチゴ)の実と分かりましたが、酸味があって野生の味があってそれなりの味の評価。私が食べたものはまだ未熟だったのでしょうか?
赤い実ばかりが目につくのですが運よく花が残っていました。花弁が全開するような性質ではないようで、中途半端な開き方でややうつむいて咲いていました。生育している場所を考えると幾分荒地の日当たりのよい場所を好むようです。山奥の崩壊地の先駆植物としての地位なのでしょう。県内での自生はないと思います。