森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オヤマボクチの群落

2014年10月25日 | 自然観察日記
しらびそ平の宿の広場に接した草むらにオヤマボクチのちょっとした群落ができていました。最初は今まで見たことがない何か新しい種と考えていたのです、図説などで調べるとオヤマボクチになります。オヤマボクチなら丘陵公園の里山フィールドミュージアムにも自生しているので見間違うことなどないと高をくくっていたのですが、見事に打ち砕かれてしまいました。同じ種でもところ変われば見え方が違って別のもののようになっています。頭では分かっていても実際にそれを体験するると大きな驚きです。また、同時に面白さも湧いてきます。

オヤマボクチの若い花

2014年10月25日 | 自然観察日記
オヤマボクチの若い花、というより色づき始めたつぼみとでも言ったほうがいいようです。いわゆる「咲いた」状態になるのはもっと時間が必要です。ここのオヤマボクチは栄養が良いせいか大型で茎も高く花数も多い系統のようです。里山で見るオヤマボクチのつぼみはもっと苞が紫色を帯びるのですがここの個体は緑色。別の名前を与えてもよいくらいです。