森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ニシキウツギ

2014年10月23日 | 自然観察日記
この仲間の花は普通は終わっている季節ですが、遅い残り花か狂い咲きしたものでしょうか。太平洋側の山地に分布するニシキウツギです。日本海側に分布をするタニウツギとすみわけをする種として扱われます。一見、同じような花で判別がつきにくいのですが細部を比較すると差異が明白で別の種であることが分かります。

ニシキウツギの花

2014年10月23日 | 自然観察日記
花の形状は基部から先端に向かって次第に広がっています。タニウツギは先端部の傘の部分はぷっくりと膨らむようになるはずですので、これはニシキウツギの特徴になっています。がくと花冠の長さも比もニシキウツギです。色は内部が濃くなっているのですがこの絵では分かりません。ピンクのタニウツギに見慣れているためでしょうか、花冠が白い花はとても新鮮に見えます。