森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

オオバアサガラ

2014年10月09日 | 自然観察日記
樹木の仲間ももの珍しいのも多くその場では不明のものもたくさんありました。そのうちの一つがオオバアサガラでエゴノキ科の一種。アサガラを含め新潟県内に自生しているという話は聞きません。もう花の季節ではないのでたくさんの果実がぶら下がっているという風情です。一見した時の私の印象ですが、果実は恨めしそうな小さな手がたくさんぶら下がっている・・というもの。なぜ人の手に見えたのかは自分自身も定かではありませんが、およそ「実」らしい形のものではありません。花の写真を図説で確かめましたが、たくさんの白い花が房状に咲きなかなか美しく見事なものです。ハクウンボクをもう少し豪華にしたような印象でした。花の季節に再び訪れたいと思いました。

オオバアサガラの実

2014年10月09日 | 自然観察日記
道路わきの亜高木、なんとか手繰り寄せられるものがありましたから近間で撮影できました。オオバアサガラの実です。少し変わった形をしているのが分かるのではないでしょうか。

オオバアサガラの葉

2014年10月09日 | 自然観察日記
アサガラは西日本の種、オオバアサガラは東北以南の太平洋側の山地に生育しているようです。いずれも先駆植物の性質があるそうで谷筋の崩壊地跡などに芽生え成長するようです。