別名ミヤマガラシ。ヤマガラシとミヤマガラシが同じものと知ったときはちょっと驚いたものです。この種も垂直分布の広い種としされていますが、高所に生育するものと低地に生育するものが結局区別しないということなのでしょう。昨年月山の山頂でも見ましたから高山帯に生育することは分かりましたが、低地帯での自生をまだ見たことがないので個人的な確認は持ち越しです。ちなみに新潟県の分布を調べてみましたが、低海抜での採集記録はなくいずれも県境の高山帯でやや希に見られるようです。カラシというからには辛み成分は含まれていることでしょうが、あいにくここでも試食をしていません。