森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

バイカウツギ

2015年08月08日 | 自然観察日記
バイカウツギの花が咲いている樹が見えました。県内にも各所に自生をしているのですが、花が咲いている時期にバイカウツギに出会うことがほとんどありませんでした。他県ながら花に出会えて幸せな気分。花はいつも図説などの写真でしか見ていないものですから、実物を目の前にして感慨ひとしおです。

バイカウツギの花

2015年08月08日 | 自然観察日記
ウメは通常花弁は5枚。バイカウツギは花弁は4枚と「梅花」といわれながら花弁が1枚少ないのです。雄しべは20本ほどあります。花の大きさは3・4cmはありますから、樹一杯に花が咲くとなかなか見ごたえがあります。庭木にもっと利用されてもいいような気がしますが、庭先ではあまり見かけません。

バイカウツギの花が咲いて閉じるまで

2015年08月08日 | 自然観察日記
今回気づいたことは、バイカウツギの花は対で同じ段階を踏むということです。さらに、各節から出たつになった花が「つぼみふくらむ状態」(上)、「開花状態」(中)、そして「閉じた状態」(下)と一つの枝に順に配置していることが大変興味深く感じました。面白いですね。この花は開花してしぼむまで一日のいわゆる「一日花」でしょうか?そうではない気がしますが、偶然にも一つの枝に3つのステージが揃っていたことに驚きです。