森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

コシアブラの実

2018年11月05日 | 自然観察日記
新潟の人はコシアブラというと山菜をイメージします。天ぷらが美味しいという言葉が続いて出てきます。それくらいなじみが深いのですが、花を知らない人が大変多くいますし、ましてや果実を理解している人は非常に少ないのではないでしょうか。ウコギの仲間ですからタラノキやウドのような果実をイメージできれば大体合っています。この写真はまだ熟していない実で完熟すると黒い実になります。本来は高木になりますから高い位置で花をつけ結実しています。その時は沢山の果実が付いているのを見かけますが、この株はそれほど大きくなく実は目の高さの位置についていたものです。おそらく開花結実した花が少なくパラパラとした実付きなのでしょう。

オオカメノキの果実の色の変化

2018年11月05日 | 自然観察日記
先日、八幡平のオオカメノキを取り上げましたが、熟した果実の写真が撮れましたので捕捉の意味で載せておきます。夏の終わりころから赤く色づいてきてやがて黒くなりますが、その過程が見られる木がありました。

オオカメノキの完熟した黒い果実

2018年11月05日 | 自然観察日記
綺麗に黒く色づいた果実です。あまり実がついていない株でしたから赤い実と黒い実が数個あるだけで、赤と黒の中間の様子を示す果実が見当たりません。そういえば、いくつかの写真を見ても中間の果実が見当たりません。いきなり赤から黒くなるわけでもないと思うのですが・・さて実際はどうなのでしょうか。