新潟では希産のナベナが平湯滝の駐車場わきにありました。越後の県境を越えるととたんに顔を見せる印象のあるマツムシソウと同じ科に分類される多年草です。APG分類で大きく変わってしまった種でいろいろと変遷があったようで今の考えはスイカズラ科に収まっているようです。
ナベナの花は8月から9月と言われています。盛りの時期にこの花を見たことがないので本当の美しさというか魅力を感じたことはありませんが、写真で見る範囲では他にはない興味深い姿が映し出されています。この個体もおそらく草刈りを受けてその後伸びてきた枝に花をつけたという感じで50cmにも満たない小さな株でした。
東日本の花は白で西日本の花は赤というのが一般に言われていることですが、最近は新潟県内でも赤い花が咲いていることもあります。しかし、白い花が圧倒的に多いことは確かです。この花の遺伝はどうなっているのかどなたか調べられた人がいるのでしょうか。お聞きしたいですね。