今回の発見の一つで、清流に住むヒルムシロの生態を観ました。丘陵公園でもたくさん自生している種です。池などの静水域のヒルムシロを見慣れているせいでこれが同じものということに気づくのに時間がかかりました。
水草であればいくつかの形態を持つ葉があるのはごく普通のことなのですが、普段見ているヒルムシロは沈水葉(水中葉)を見せたことがありません。エコミュージアムの小川には見事に育った沈水葉を持ったヒルムシロが住んでいるのです。ちょっとした感動です。余談ですがこの小川にはイワナが沢山見られイワナの観察にも適したところでした。もちろん採集することはできません。
※その後の検討でフトヒルムシロの可能性もあるのではと思いましたが、画像では葉柄を持つような水中葉も見られますからやはりヒルムシロであろうと考えました。水中葉はいろいろな変異があるそうです。
※その後の検討でフトヒルムシロの可能性もあるのではと思いましたが、画像では葉柄を持つような水中葉も見られますからやはりヒルムシロであろうと考えました。水中葉はいろいろな変異があるそうです。
小川のへりに季節外れのミズタビラコが花を咲かせていました。普通は春から初夏に見られる花ですからかなりの狂いがあります。おそらく夏の終わりころに草刈りが行われてそれが引き金になって成長し花を咲かせたものと思われます。山野草には時々このような現象が見られます。