ミズタビラコ

山奥の渓谷でよく見かけるミズタビラコも見られました。この種は新潟でもおなじみの種で渓流釣りに勤しんでいたころにはしばしば癒されたものです。渓谷の岸壁や河原の縁などに生育しているのですから雨が降ると思いがけないほどの水量になって渓谷を流れる水の脅威を頻繁に受けているはずです。しかし、こんなナヨナヨとした草がみずみずしく生きている姿が不思議でした。ムラサキ科の種で渦を巻いた青い小さな花を咲かせます。

ミズタビラコの花

ルリソウやワスレナグサと同じ種です。ワスレナグサも水が好きそうですがそれよりは小ぶりで花色も薄く控えめです。

ミズタビラコの葉

全体に柔らかそうな印象のある種ですが葉をアップで見ると毛もあってごつごつしています。