最奥の駐車場までの間を歩いていると道路わきには見慣れないスミレが花を見せていました。奥裾花は信州の奥まったところで原始の自然が豊富に残っている所という印象なのですが、外来種と思われる花を見ると少々落胆してしまいます。
手持ちの資料で調べてみるとアメリカスミレサイシンの一種であることがわかりました。園芸用に北米から移入した種のようです。栽培している所から逸出しているという話です。それにしてもこの山奥にどういう経緯で入り込んだのか不思議です。一株だけの確認ですから種子が入山者の靴について運ばれたと考えるのが最も妥当なのでしょうか。