森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

メギ

2020年03月23日 | 自然観察日記
新潟の山野ではまず出会えないメギが花をつけていました。森林植物園はミズバショウの自生も有名で花の終わったミズバショウの繁る湿地の一角に1mほどの低木で沢山の枝を出して生育していました。

メギの花

2020年03月23日 | 自然観察日記
分かりにくい写真ですが、花は6を基本にする少々変わった形態をしています。がくや花弁が6枚、おしべも6本です。めしべは真ん中に1個です。

メギの棘

2020年03月23日 | 自然観察日記
メギはこんもりとした樹形になり枝分かれが多いのでまさに藪状体。その各枝には棘が沢山あるために少々扱いが厄介なものになります。この仲間に「ヘビノボラズ」「コトリトマラズ」などという名がついているのもこの棘のためで多くの動物が手こずっています。