森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カラマツ

2021年06月10日 | 自然観察日記

カラマツの大木がぽつんと立っていました。このエリアにはこれに近い高木が点々とありますが、森になっているようではなく全体に草地が広がり低木や亜高木がそれに混ざっているという風です。


カラマツの花

2021年06月10日 | 自然観察日記

垂れ下がる枝には花が付いていて少しタイミングは遅かったものの、カラマツの綺麗な色がまだ残っていました。松ぼっくり状のものは雌花の集合体で、もっと早い段階だとそれぞれの鱗片が外側に開いていてめしべの先が見えるはずです。下に付いている褐色の塊は雄花の枯れたものです。どこにでもあるカラマツですがなかなか花には気づかなくて見逃してしまうことが多いのです。個人的にはとても好きな造形で美しいなぁと感じてしまいます。