カナビキソウ

高木がまばらに立つ明るい草原という風情です。一見して特別目を引くようなものがありませんから目を凝らして樹の木陰やノシバの中などを物色しました。そこで見つけたのがこのカナビキソウです。花も葉も小さくあるいは細くとても見つけにくいものそこは野草ハンターです、しっかり見つけ出して観察することができました。

 

 

 

カナビキソウの花

カナビキソウはビャクダン科の半寄生多年草とされます。全国的に明るい草原に見られるものとされますが私はこれが初めての出会いです。図鑑では見ていましたが実物を観る初めてですから大いに感激をしました。花は3枚の苞葉を伴います。短い２枚の苞葉は小苞葉といい長い１枚を大苞葉としているようです。とにかく変わった造りをしていることがわかりました。

カナビキソウの花 拡大

とにかく小さな花で１ｍｍあるかないかのミニサイズ。なんとかピントを合わせて拡大してみました。大体５枚の花弁ですが３枚のこともあるようです。

カナビキソウの葉

葉は苞葉と同じで細く線形をしています。つぼみを伴うかどうかで見極めなるひつようがあります。