花の見頃のツバメオモトに出会いました。三国山を下った尾根の樹林帯内です。雑木の茂る林床にぽっかり空いた空間に数株のツバメオモトが花を咲かせていました。しっかりとしたオモトの葉に似た数枚の葉を従えた清楚な白い花たくさんつけています。主に亜高山帯に生育するユリ科多年草ですが頻繁に見られる花というわけではなくポツンポツンと出現する感じでs。
花は総状花序につくとされますが上部にかたまって咲いています。果実も魅力的で秋に濃青色の液果を付けます。私は食べた経験がないのですが甘みがあるものの美味しくない実なのだそうです。しかし、この実は食べるものではなく眺めて愛でるものだはないでしょうか。とにかく美しい果実です。