春の三国山を登ってみました。残雪はなかったもののまだカタクリの葉が生き生きとしているタイミングです。新潟と群馬の県境に鎮座する1636mの山です。三国峠はかつて越後と上州を結ぶ三国街道の要所で著名な人がここを歩いた記録が残されています。尾根筋に行くと鮮やかなムラサキヤシオの花が満開であたりを照らしているようにみえます。ヤシオと付く名のツツジは3種ほどありますが、新潟でも見られる唯一の種です。樹形も小型で尾根筋ではベニサラサドウダンやコメツツジと混在しています。
例えば草津の高原ではムラサキヤシオとミツバツツジが混在しています。それにアズマシャクナゲも見られますから似たような色彩の花があるれているのですが、三国山はミツバツツジの花は気づきません。しかし、近くにはユキグニミツバツツジという種が自生していますからどこかにあるのではと思います。