コウモリソウ属の種が河床の一角に見られました。ウスゲタマブキという関東以西に見られるキク科多年草です。新潟県内では見られませんが群馬県内の山地には自生していますから日本海側と太平洋側の植物を考える上で参考になりそうな種です。数年前に長野の須坂辺りで見た記憶もあります。
シダ植物のシノブが崖の上部に張り付いていました。シノブは大木の樹皮上に着生することが多いと考えていましたが、ここでは岩肌に張り付いています。生態としては珍しいものかもしれません。普通こういう岩肌にはイワヒバが見られるのですが、目を凝らして探しましたが今回は見つかりませんでした。