森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

イワセントウソウ

2021年09月25日 | 自然観察日記

小さなセリ科の多年草のイワセントウソウといいます。初めての出会いです。気を付けないと見過ごしてしまいそうな小さいというより細い草本で、深山の苔むした湿り気のある林内に見られるのだそうです。八ヶ岳山麓の大滝の遊歩道はまさに適している生育地のようです。初めて認識する種ですから新潟県内には見られないのだろうと採集の記録を知れべてみると意外にも雨飾山などで採集の記録がありました。

 


イワセントウソウの茎葉

2021年09月25日 | 自然観察日記

興味を引いたのは茎葉と根生葉が全く異なることです。往々にあることですが、小さい植物ですから葉数が少なく茎葉は1枚で根生葉は2枚ほどですからとても目立ちます。茎葉は羽状複葉ながら裂片は細いものでした。