森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミヤマハンノキの球果

2018年11月27日 | 自然観察日記
すでに種子を落とした今年の球果が仕事を終えて揺れています。このまま枝先についたままで冬を迎えいくつかは来春まで残存します。

ミヤマハンノキの越冬芽

2018年11月27日 | 自然観察日記
今回の収穫の一つがミヤマハンノキの越冬芽の写真が撮れたこと。秋の越冬芽は趣のある色彩です。春を迎えるころはもっとくすんだ色になっていると思いますが良い色ですね。魅力的です。

針葉樹林帯の紅葉

2018年11月26日 | 風景
西穂高岳は亜高山帯は混交林で針葉樹の中に広葉樹が多く入っています。多くはダケカンバでしょうか。すでに落葉していて葉がほとんどない樹も見られます。

穂高連峰と向き合う形の尾根

2018年11月26日 | 風景
ロープウェイから保高の谷の反対側の尾根です。錫杖岳や笠が岳がそびえているのですが、どのピークがそれか残念ながら分かりません。笠が岳には一度登りたいと常々思っているのですが果たして実現できるのかどうか次第に不安を覚える年になって来ました。

オオシラビソの倒木

2018年11月25日 | 自然観察日記
今年は大型の台風がアルプスを襲ったようです。オオシラビソが根こそぎなぎ倒されていました。こういう箇所が複数ありました。いずれも根を十分に張れないような場所です。それにしても風の力の大きいことに驚かされます。なだらかな森の中には枯れたオオシラビソ等に混じって幹折れしたものもありました。

オオシラビソの球果

2018年11月25日 | 自然観察日記
普通オオシラビソの果実、球果は樹の高い位置にできますから簡単に見られるようなものではありません。しかし、台風もこういうお土産も与えてくれますから利用しない手はありません。やにが多い球果です。無造作に触ると少々厄介です。

オオシラビソの折れた幹に見た美しい造形

2018年11月25日 | 自然観察日記
このオオシラビソはすでに枯れていたのでしょう。その枯れ幹に新たに押し倒された樹の枝によって途中でポッキリと折れてしまったようです。複雑に折れた同心円の文様は不思議な美しさを見せていました。

キリンソウ

2018年11月24日 | 自然観察日記
山地の岩場や海岸の岩場などに自生するキリンソウです。岩場の隙間に独特な色彩で秋を迎えています。これも紅葉の一つでしょうか。キリンソウといえば黄色を連想するのですが、まるで異なる暗赤色です。季節によって色彩の変わるものを探すのも自然を楽しむ一つです。

キリンソウの紅葉した葉

2018年11月24日 | 自然観察日記
場所が西穂高の稜線ですから高山性のキリンソウではないかと考えたのですが、葉の鋸歯が上半分で付け根に葉ないようです。これはキリンソウの特徴ですから、平地にも自生している種と同じ仲間ということになります。渋い赤い色、いわゆる銅葉をしていました。