森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ホトトギスのつぼみ

2021年11月26日 | 自然観察日記

少し花が遅くて訪れたときはまだ開花していませんでした。つぼみから類推して紫色の斑点をたくさん持ついわゆるホトトギスであると思われます。花は上を向いて咲きますが全開しません。


エチゴトラノオ

2021年11月25日 | 自然観察日記

オオバコ科のルリトラノオ属の多年草で、北陸から東北地方の日本海側の海岸にそって見られる希少種です。新潟県内にも県北の笹川流れから弥彦・米山・糸魚川までの海岸の崖に点々と自生が見られます。佐渡や粟島にも採集記録があります。決して個体数が多いわけではなく新潟県では準絶滅危惧種に指定されているはずです。Iさん宅にもしっかりと保存されていました。


エチゴトラノオの花

2021年11月25日 | 自然観察日記

花序は円錐形で綺麗で整ったものですが、今回は花期も終わりで残り花がある程度でした。不鮮明な画像で申し訳ないのですが、合弁花で花冠は4裂し切れ込みは深くおしべは2本長く出ています。


オガルガヤ

2021年11月24日 | 自然観察日記

河原や草地にみられるオガルガヤですが、野にあってはほとんどスルーしてしまうイネ科の多年草です。Iさん宅ではしっかり見本として1株管理されていました。特徴が捉えにくいイネ科草本ですが、オガルガヤの花穂の形がトンボなどの昆虫が止まっているように見えるという言われ方があります。


サワギキョウ

2021年11月24日 | 自然観察日記

家の北側の角にはサワギキョウが見られました。湿り気があるところといえど湿地環境とは程遠い場所で、こんな場所でも生育する能力があるのかということを教えられました。


サワギキョウの花

2021年11月24日 | 自然観察日記

そういえば「ロベリア」という名で外国産のサワギキョウが販売されていていろいろな庭に植えられていることを思い出しました。在来のサワギキョウも必ずしも湿地環境を必要としないのでしょう。


オヤリハグマ

2021年11月23日 | 自然観察日記

株の状態がやや悪く分かりにくい画像ですがオヤリハグマの全体です。数株が重なっています。東北地方中南部から関東地方東北部に限定的に見られるキク科コウヤボウキ属のやや珍しい多年草です。新潟県内では新発田以北にしか自生せず、他地域では記録されていません。唯一の例外が、私が記録したのですが、魚沼の権現堂山の麓を流れる破間川沿いで記録したものがあります。


クサヤツデ

2021年11月22日 | 自然観察日記

この種も西日本に生育する種で新潟では見られないものです。関東以西の太平洋側の山地などに自生する日本特産種でキク科の多年草です。花は10月~11月にかけて咲く種ですが、訪れたときは残念ながらつぼみ状態でした。