山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ほうずき出荷作業終わったが

2013-08-07 22:10:42 | 農作業・野菜
 約1週間にわたるホウズキ出荷作業への協力は昨日で終了した。
 ここ中山間地で特産の産業として出荷できることじたい貴重であることを痛感する。
 野菜では年間収入が数万円がやっとである。

                         
 畑から運んできたほうずきを整える作業に和宮様さえも急遽駆り出される。
 それほどに人手不足、担い手がいない。

 かなり農薬を使うので畑からカエルやヘビ等の生き物が少なくなってきたらしい。
 無農薬のほうずきをめざすとなると経営的に成り立たないのも伝わってくる。

 まずは消費者が無農薬のほうずきにこだわる世論が必要だ。
 そのうえで、いままでとは発想の違うほうずき栽培も可能となる。

           
 人手不足で収穫できなかったほうずき畑が残った。
 とはいえ、ふつうの農家としては年収は高いことには間違いないし、地域の特産物にもなっている。
 つまり、わずかながらも、地域の雇用も生まれているからだ。

 今回は男性2人が助っ人に入ったが、それまでは農家の父ちゃん一人で過酷な作業をこなしていたのだ。
 われわれ外人部隊、つまりよそ者が手伝うこと自体が珍しいようだ。
 担い手を地縁・血縁だけの内輪でやる時代は終わったのだ。
 それはお父ちゃんがじゅうぶん痛感したようだ。

 雨に降られながらの作業は、炎天下での作業より疲れがずいぶん少ないのも体験した。
 ほうずき作業初体験は、中山間地で生きることのたくましさ、矛盾、経営、といったことを考えさせてくれた。
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする