山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ニジュウヤホシテントウにやられっぱなし

2013-08-14 21:25:21 | 農作業・野菜
 ナスの防虫網のすきまからンジュウヤホシテントウが猛威を奮っている。
 網が逆にテントウの独占的楽園となってしまった。
 今年もまたナスは害虫に凱歌をやられている。
                      
                       
 和宮様の日課はニジュウヤホシテントウ取りとなった。
 おそらく数百匹は来ているのは間違いない。
 当然、葉はもちろんのこと、実は傷だらけで成長も悪い。

              
 1枚の葉に数十匹のテントウもいた。
 ここで産まれたテントウも少なくないということだ。
 次回はきっちり防虫網をする以外は考えられない。
 近所のナスは農薬を使ってはいるが、じつに葉も実も見事に紫色だ。

 
 先日、ドキュメンタリー映画「モンサントの不自然な食べもの」を見た。
 雑草への農薬で有名な「ラウンドアップ」や遺伝子組み換え技術で巨万の富を築いているメジャー、モンサント社を告発した映画だ。
 
 モンサントを批判する科学者や農民への圧力、政府内部への介入。
 種は毎年モンサントから買うしかない仕組みに農民は組み込まれていく。
 種を独占掌握することで世界の野菜を奪取しようとする戦略だ。
 
 農協の販売でもホームセンターでも、ラウンドアップは中央に置かれている。
 近所の人もオイラに勧めてくれる。
 多国籍企業の戦略はわが山村にまできている。

 その戦略手法は、かつての原発推進運動とそっくりなのに驚く。
 効率主義が跋扈している今日の日本は、効率優先、利潤優先を選んでしまう。
 TPP導入で、「遺伝子組み換え食品」という表示が消える日は近いのではないか。

ニジュウヤホシテントウを一匹ずつ捕る作業は、効率は悪いが崇高な行為かもしれない。
        
コメント
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