山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

近隣からのいただきもの

2016-02-26 18:29:45 | 出会い・近隣
 隣の師匠から若芽と根昆布をいただいた。
 東北の大震災で流された旅館が再開し、その支援のお礼で送ってきたものだという。
 みずみずしい若芽と根昆布を師匠はその場で茹でてくれて分けてくれたのだ。

                            
 先日、医者からビタミンB12が不足していると指摘されていたので、海藻や貝を取り入れるのがいいようだ。
 「渡りに舟」というわけで、さっそく海藻サラダや味噌汁にしていただく。
 新鮮な磯の香りが心を温めてくれる。

                    
 さらに、隣の集落の80歳半ばのお春おばさんから漬物をいただく。
 去年に食べた大根の漬物があまりにおいしいので「これを商品にしませんか」と持ち掛けたところ、今回は、白菜と大根の漬物をわざわざ届けてくれたのだった。
 ご飯と一緒にいただくと山里の情景が浮かぶような懐かしい味がした。
 こんなわざが眠っているのはもったいないとつくづく思う。
 4月の桜コンンサートにはぜひ商品として出品したい。

 
 そのうえさらに画像を撮りそこねたが、そのお春おばさんの隣のおヨネおばさんが畑から聖護院大根と白菜を持ってきてくれた。
 立て続けに近所から届く贈り物に心が熱くなる。
 引っ越してきた当初はこうした関係がなかなかなかったが、このところこうした手応えが生まれてきた。

 聞いてみると、おすそ分けするという行為が今まであまりされてこなかったという。
 というのも、作物はそれぞれ同じものを作っているからとのことだった。
 そういえば、こちらがおすそわけを持っていくと相手が当惑してしまう場面によく遭遇していたのだ。
 
 おすそ分けのプロセスにその地域に刻印されたドラマがあるような気がしてならない。
 
 
 
コメント
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